自信が持てないのはどうして?ベイビーステップ主題歌『Believe in yourself』の歌詞にみる“本当の自信”とは

漫画「ベイビーステップ」は、普通の高校生・丸尾栄一郎がテニスと出会ったことで人生を輝かせていくストーリーです。

アニメも第2シリーズまで放送されるなど、人気を博しています。

そのベイビーステップのアニメの主題歌、阿部真央さんの『Believe in yourself』もとても素敵な曲です。また歌詞も前向きで、元気がでます。
今回はその歌詞を少しご紹介します。

『Believe in yourself』の歌詞からわかった“本当の自信”の意味

『Believe in yourself』を直訳すると、「自分を信じて!」ということです。

この言葉、あなたならどう感じますか。

言葉を変えると「自信」ということですね。

私は以前、この「自信」という言葉を聞くと、ズーンと気持ちが重たくなってしまいました。

自信なんて、私にはひとつも持てるところがないと思っていました。
「自分なんて…、どうせ」が口癖。

「あの子のように可愛くないし…」
「成績優秀ではないし…」
「足が速いとかもないし…」
「性格がいいとも言い切れないし…」

自信を持てるところなんて見つけられなかったのです。

なんでこんなに自分に自信が持てなかったのかを考えてみると、人と比べてばかりだったということです

『Believe in yourself』の歌詞の中にも

誰かと自分を比べるよりも
己を誇れる人になりたい

とあります。

誰かと比べて、人よりも優秀なことが「誇り」つまり「本当の自信」にはならないのですね

『唯我独尊』の意味から学ぶ“本当の自信”の持ち方

では、そんな「誇り」って、どうしたら持てるのでしょうか。
どうすれば「自分を誇れる」ようになれるのでしょうか。

それにはまず、自分の価値を認められるようになることです。

自分の価値について、実は私たちは自分で思っているより知りません。
私も知らなかったことですが、私たちは一人一人、とても尊い命を持って生まれたてきたとお釈迦さまは言われています

私たち一人一人に大きな価値のあることをいわれたのが有名な『唯我独尊(ゆいがどくそん)』という言葉です。

今日は「私だけが独り偉い」という意味で使われていますが、それは大変な誤解です。私だけが偉いのではなく、一人一人の命が掛け替えのないものなのです

「命は大切、人命は大事」ということは、誰もが知っていることでしょう。

東北大震災や熊本の地震のときはもちろん、日々のニュースでも、身の回りでも、ひとりの命を救うために多くの人が力を尽くされています。

しかし、「一人一人に価値がある」という言葉を自分に当てはめてみると、意外と自分自身のことをそうは思っていないことに気づかされるのです。

どれぐらい重い命なのか、どれだけ大事な存在であるのか、知らないのです

目に見えるもの、形のあるものにばかりに意識が向いてしまうのが私たちだから、見えないものをつい見逃してしまうのです。

どうしたらその価値が見えてくるのか。

“自分には価値があること”を学んでいくことです
“自分は頑張っている”と認めていくことです

結果ばかりに目を向けるよりも
歩んだ道のりを見つめてたい
自分を諦めず生きた日々を
悔いなく終わる命でありたい

君にしか分からなくたって楽な道は選ぶな
最後に報われるのは逃げずに居た君自身だから

『Believe in yourself』歌詞一部

あなたにしか分からない努力でも、いつか必ず花が開きます。
あなたのことを、見てくれているひとが必ずいます。

「一人一人の命に価値がある」と教えてくれる仏教を学び、一緒に幸せになりませんか。

あなたには幸せになるための種をまくことができるんだ、と信じてほしいです。

私はあなたが幸せになれると信じています。
一緒に幸せの花をたくさん咲かせましょう。