“ありがとう”口にしてる?倉橋ヨエコ『感謝的生活』の歌詞にみた仏教がすすめる「感謝的生活」

今回は倉橋ヨエコさんの『感謝的生活』という曲を通して、仏教でも重視される「恩」について書いていきます。

ご存知ない方も多いかもしれませんが、倉橋ヨエコさんといえば女性の嫉妬を表現したネガティブな曲が印象的で、歌い方もかなり個性的です(技術のレベルはかなり高いです)。

とにかく癖の強いアーティストですので、好みが両極端に分かれそうです。

2008年に引退してしまいましたが、今でも根強いファンは少なからずいます。

ニコニコ動画でも人気があり、ヨエコさんの曲の自作PVを挙げている人もいて、私はそれでヨエコさんのことを知りました。いろんなキャラのPVがあります。

人気曲は『卵とじ』、『夜な夜な夜な』、『沈める街』などがあります。

今回取り上げる『感謝的生活』という曲は、私たちが生きていく上で非常に大事なことが示されていて、仏教の教えにも適っていると感じました。

倉橋ヨエコさんの歌詞と仏教が共通してすすめる「感謝的生活」について解説します。

『感謝的生活』の歌詞から読み取れる「幸せになれない原因」

では、歌詞を見てみましょう。

ありがとうを忘れた子は
一人では生きられません
ありがとうを思い出すまで
幸せは来ない

誰かが運んだ物を食べ
誰かが企画した物を買うよ
大事なもの 大事なもの
お金と

ありがとうを忘れた子は
一人では生きられません
ありがとうを思い出すまで
幸せは来ない

誰かが徹夜した服着て
誰かが汗流した家に住む
必要です 必要です
時間と

ありがとうが出てこないのを
人のせいにしていませんか
ありがとうの練習はきっと
恥ずかしくない

ありがとうが出てこないのを
人のせいにしていませんか
ありがとうを思い出してよ
ねえ ねえ

ありがとうを忘れた子は
一人では生きられません
ありがとうを思い出すまで
幸せは来ない

ありがとうを忘れた子は 一人では生きられません ありがとうを思い出すまで 幸せは来ない」と歌詞にあります。感謝のない人が幸せに恵まれることはないのですね。

実は仏教の経典にも「恩を知らざるものは畜生よりも甚だし」という言葉があり、恩を知らない人(感謝を知らない人)は畜生(苦しみ多くして楽少ない生物)より劣った、不幸な存在であるといわれています。

感謝の心がない人はどうして不幸だと言われるのでしょうか。

人から恩を受けた時、感謝の心が1ある人は1だけ心の喜びとして受け取ります。感謝の心が10の人は10だけ喜びとして受け取ることができるのです。

感謝した分しか幸せとして受け取ることができないのですね

感謝の心が全くない人は、いくら恩を受けようが全く自分の幸せとして受け取ることができないので、誰よりも不幸な人だといわれるのです

この歌詞でも「ありがとうを思い出すまで幸せは来ない」と訴えかけています。

感謝するには「恩」を知ること 今の原因を知ろう

ですが、ただ感謝しろ、と言われてもなかなか感謝できないのが私たちですね。

どうすれば感謝の心を持つことができるのでしょうか?

お釈迦様は

恩を知るは大悲の本なり、善業を開く初門なり

と言われ、感謝の源は「恩」を知ることだ、と教えられています。

「恩」という字は「原因を知る心」と書きます。今、自分がある原因を知るということです。

世界では安全な飲料水にアクセスできない人が9億人弱もいるそうです

世界保健機関(WHO)が定義したものでアクセスとは、1km以内に一人が20リットル以上の水を確保できる場所があることいいます。

毎日、何時間もかけて徒歩で運んだ水も泥水のような濁った不衛生な水です。そのため、水汲みに時間を費やし小学校に通えない子供もたくさんいます。水が自由に使えないのでトイレなどの設備も充実しておらず衛生問題も深刻です。

日本に住む私たちはどうでしょうか。

たとえ裕福でなくても、毎日食べるものがあり、蛇口を捻れば水にも困りません。

雨露凌げる家もあります。

「誰かが運んだものを食べ、誰かが汗を流して建てたに住む」、これらの事は決して当たり前のことではありません

先ずは、自分の周りのものに「当たり前」と受け流さずに、その原因を考えてみましょう。必ず誰かの苦労があって、今の私の幸せが成り立っていることに気が付く筈です

そのように恩を知ることで、自然と感謝の気持ちが湧いてくるはずですね。

「ありがとう」を思い出し、感謝を伝える

この「恩」を知ることを「知恩(ちおん)」とも言われ、「知恩」に加え「感恩(かんおん)」「報恩(ほうおん)」が勧められています。

「感恩」とは恩を感ずる、「報恩」とは恩に報いる、ということです。

恩を知ることで、恩を感じ、感謝の気持ちが出てきます。感謝の気持ちが出てきたら、そのままにせず、恩に報いるために「ありがとう」と感謝を伝える。相手が喜ぶことをするのが大事です

「ありがとうの練習をしなさい」と倉橋さんは言っていますが、先ずは受けている恩に気付き、さらに積極的に感謝の言葉を口に出すことが大事です。

なかなか恥ずかしい、照れくさいなどといった気持ちはありますが「それは恥ずかしいことじゃない」と歌詞にもありますね。

せっかく心で感謝していても、それを声に出して相手に言わねば伝わりません。実に勿体なく、損をしているのです

相手の立場からすれば「ありがとう」といつも言っていてくれる人のほうが好感が持てるに決まっているでしょう。

日常的に言っていればそれが自然になりうるから、感謝の言葉をいうチャンスを見つけてどんどん言っていきましょう。

そうすればあなた自身もまた幸せに恵まれる、とお釈迦様は教えられています

ヨエコさんが言う通り、「ありがとうを思い出すまで 幸せは来ない」ですが、「ありがとう」を思い出して口にすれば、幸せになれるのですね

「恩」を知り、「ありがとう」と感謝を伝える『感謝的生活』をぜひ送っていきましょう。

 

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    たなか

    愛知県で仏教を学ぶ工場勤務の20代。麻雀、人狼などのゲームが好きでたまにやるが弱い。趣味はカラオケ、チャット、youtubeなど。国語が苦手で、記事作成には苦労していますが、今後もがんばります!