不退転の意味や使い方(決意・覚悟)を徹底解説!語源・由来は仏教の「悟りの位」

※アイキャッチ画像はMIYAVIです。めちゃかっこいい。好き。

本題ですが、「不退転(ふたいてん)」の意味を知っていますか?

「不退転の決意」とか「不退転の覚悟」と使われる不退転には、複数の意味があります。

今回は「不退転」の意味を仏教視点からも詳しく解説しますね。

こんな人におすすめ
・不退転の意味を詳しく知りたい人
・不退転の語源・由来を知りたい人

・不退転の使い方を知りたい人

不退転の意味

まず不退転の辞書的な意味は下記の通りです。

1 信念を持ち、何事にも屈しないこと。「不退転の決意」
2 「不退」に同じ。

引用:goo辞書

上記1についてはよく使われる意味で、「困難がきても絶対にやり抜く」という意味。

また上記2のように、実は仏教で修行をすることや、悟りの位を意味する場合もあります。

仏教(不退)の意味

1 仏道修行の過程で、すでに得た境地から後戻りしないこと。不退転。
2 退くことなくいつも修行すること。善根を重ねて、退いたり失ったりしないこと。不退転。

引用;goo辞書

仏教の意味は、語源に関係するので下記で説明します。

不退転の由来・語源

「不退転」は仏教に由来すると知っている人も多いですが、実際にどこにあるのか確認しておきましょう。

お経は、ブッダ(お釈迦様)が話しされたことを書き残したものです。経典とか仏典とかいいますね。

原文:即得往生不退転大無量寿経)
(即ち往生を得て、不退転に住す)

意訳:往生の身になって、今後「悟りの位」を退くことはなくなった

原文:若諸有情 生彼土者 皆不退転 必不復堕 諸険悪趣 辺地下賎 蔑戻車中(称讃浄土仏摂受経)
(もし諸々の生きるものがその国土に生まれたなら、皆が不退転となり、絶対に畜生・餓鬼・地獄道にも辺地にも下賎にも蔑戻車の中にも堕ちることはない)

引用:Wikipedia

ここで使われている不退転は、「不退転位」という意味で、仏教の「悟り(さとり)の位」を指します。

さとりについて詳しくは下記をご覧ください。

「さとり世代」とバカにされる20代と、意味を知らずにバカにする人たち

「悟りの位」というのは、仏教でいう悟りには修行して到達できる段階があって、52段に分かれていることから菩薩の五十二位とも言われています。(参考:コトバンク

52段ある悟りは大きく分けて、修行を辞めたらまたは失敗したら位を失ってしまう「退転位」と、今後悟りを失うことはない「不退転位」があります。

不退転位というのは、41段以上の悟りの位のことです。

つまり上記お経の不退転は「二度と悟りを失うことはない身(不退転位)になった」という意味なんですね。

今日不退転は、多くのお経にでてくる不退転に由来して「絶対に退かない」「負けない」「途中でやめない」という意味で使われるようになりました。

一般的に使われる意味と、語源の意味とはちょっと違うことを知っていただけたらと思います。

ブッダの教えにおいて「不退転」はとても大事な言葉です。

仏教に説かれる「不退転」の詳しい意味など、ブッダの教えについては、仏教講座でお話してますのでぜひ一度参加してみてください!

次に、不退転の使い方をみていきます。

不退転の使い方

「不退転」は心身ともにめちゃくちゃ強い人が好んで使うイメージがありますね。

戦国武将などこの言葉が似合いますね。

以下では不退転の使い方を「一般的な使い方」と「仏教における使い方」で紹介します。

一般的な使い方

不退転はよく不退転の決意不退転の覚悟という言葉で使われますね。

不退転の決意は、「絶対に退かないと意思を強く定める」こと。

辞書にはこのようにあります。

堅固に意志を固めて、けっして志を曲げたり屈したりしないと誓う心意気。強い決意を表す言い回し。

不退転の覚悟は、「絶対に退かないという心構え」のこと。

辞書にはこうあります。

何事にも屈しないという信念を持つさま
Weblio辞典

結論、微妙なニュアンスが違いますが、どちらもほぼ同じ意味!

仏教での使い方

仏教では「修行を絶対にあきらめない」「善行をやり続ける」という意味でも使われますが、「不退転位を目指して修行する」という意味で使われます。

つまり「不退転の悟り」を目指すということ。

例:「俺は不退転位になるまで修行をやりきる!」

ぜひ皆さんも使ってみてくださいね!

不退転が使われている漫画・アニメ

そういえば最近「不退転」の言葉が漫画やアニメにでてきてましたので紹介しておきます。

ドリフターズ(漫画)

 

ドリフターズの黒王のセリフで、不退転がでてきます。

「私は不退転。歩き回り叫ぶ不退転の災厄である。参集せよ。人類廃滅の旅は終わらぬ、一人も残さぬ。一人残さず人なる者を打ち倒す。終わりであり一人残さず人ならざる者を救う始まりである」

この不退転はあまり良い意味ではありませんね。災厄は退転してほしい!

アニメ「魔道祖師」Web予告 羨雲編 第5話「不退転の覚悟」

可愛いいシーンを紹介しておきます。

不退転の心は打ち砕けない

イケボすぎる!

絶対に負けない方法「それは、裁判をしないことだ」。

こちらの記事でも解説していますので参考にしてください。

【ヒプマイ「過去からのchaser」】神宮寺 寂雷と天国 獄の関係性から考察する、人間の本当の姿※ネタバレ注意

下記では不退転と同じ意味で使われる言葉も紹介します。

(参考)不退転の類義語4つ

不退転とほとんど同じ意味の言葉を4つ紹介します。

・七転八起(しちてんはっき)
・百折不撓(ひゃくせつふとう)
・不退転(ふたいてん)
・不惜身命(ふしゃくしんみょう)

七転八起

何回転んでも起き上がる!という意気込みがすごい言葉ですね。

絶対に諦めないときに使われます。

百折不撓

百回折れても絶対にくじけないときに使います。

このくらい強い信念をもって夢に向かいたい!

座右の銘におすすめ。
https://twitter.com/hihatabo/status/987596166786252801?s=20

不撓不屈

もともと漢書を由来とすることばで、折れない屈しないという意味です。

下記で詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。

不撓不屈の意味や使い方を解説!あきらめない精神で仏教をインドから中国に伝えた人も紹介

不惜身命

語源が仏教にある言葉です。

下記で解説しています!

※すみません、記事準備中です。

まとめ

今回は不退転について説明しました。

ぜひ不退転の言葉を使って、夢や目標にむかって信念を貫いていきましょう!

最後に簡単に内容をまとめます。

不退転の意味

  • 一般的な意味:一度決めたらやり抜く、途中で投げ出さない
  • 仏教的な意味:修行をやめない・不退転位という悟りの位

不退転の使い方

  • 不退転の決意!不退転の覚悟!
  • 俺は「不退転位」になるまで修行をやり抜く!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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