地球は時速7万kmで移動していた!? DjSadhuの動画から学ぶ“らせん運動”と命の意味

みなさんはじめまして。熱海 夕です。

今回は「DjSadhuの動画から学ぶ“らせん運動”と命の意味」というテーマで、「DjSadhu」というアーティストの作品を紹介したいと思います。

DjSadhuはオランダの有名な音楽プロデューサー、ビデオアーティスト、開発者や研究者です。

20年の内に、彼は数百のインストゥルメンタル・ヒップホップを制作してきました。DjSadhuの音楽はドラマティックでシリアス、描写的と評判です。

“The Helical Model – vortex solar system animation | DjSadhu.com “The Helical Model – vortex solar system animation | DjSadhu.com

知られざる太陽系の“らせん運動”

そんな彼の作品「DjSadhuvortex solar system animation」という動画には、私達が想像もしなかった太陽系の姿が、美しいアニメーションで描かれています。

今までの太陽中心の太陽系のモデルでは、惑星が太陽の周りをただ回っていました。しかし、それは退屈であり、また間違っています。太陽系は、銀河を時速70,000キロで移動しているのです。

さながら、太陽は彗星のように、惑星を牽引して宇宙を移動しています。

この惑星の動きは「らせん運動」といえないでしょうか?

今まで考えられてきた、惑星の「回転運動」と「らせん運動」では、全く異なります。

生命は螺旋を描いているのです。例えば、薔薇の花びら、水の渦、アンモナイト、DNA・・・銀河でさえそうです。

太陽系は、生命の一部なのです。宇宙で起きているレースについて、思いを馳せてみてください。

“The Helical Model – vortex solar system animation | DjSadhu.com “The Helical Model – vortex solar system animation | DjSadhu.com

動画では太陽系が“らせん運動”をしながら宇宙を疾走する様子が描かれています。惑星が太陽のまわりを回っているだけだと思っていた私には、太陽系そのものが銀河を移動していたことに驚きました。

しかもその速さ、なんと時速70,000キロ。想像もつかない速さですが、そんな速さでも太陽系が銀河を一周するのには2.26億年もかかるそうです。

時速70,000キロで、1周するのに2.26億年…。いかに宇宙が広大であるか、想像にあまりありますね。

地球という塵の片隅に住んでいる人間

動画では、地球が太陽の周りをものすごいスピードで回転しながら進んでいることがわかります。

そんな地球の片隅で生きているのが私たち人間なのです。宇宙から見れば、地球は塵の1つに過ぎません。そんな塵の中の、ほんの片隅で、私たちは每日あくせくと働いたり、家事・育児をしたり、人間関係のもつれに頭を抱えたりしているのです。

平均寿命が伸びたといっても80年。どれだけ長く生きようと120年。120年と聞くと長いようにも感じますが、宇宙の生命と比べればほんの一瞬です。しかも突然の事故や災害に遭い、いつ命が終わりを迎えてしまうかわかりません。

いつの間にやら生まれ、そして銀河を移動する太陽の如く、猛スピードで日々が過ぎてあっという間に終わってしまうのがこの生命。

葬儀や法事でしばしば読まれる「白骨」では

それ、人間の浮生なる姿を、つらつら観ずるに、おおよそはかなきものは、この世の始中終まぼろしのごとくなる一期なり

と、私たちの一生はまぼろしのように儚く終わってしまうことが語られています。

広大な宇宙と比べればほんとにちっぽけな存在であり、しかもあっという間に月日が流れ死んでいく私たち。そんな私たちの命に、いったいどんな意味があるのでしょうか。

仏教で説かれる“命の意味”

私たちの命の意味を、2600年前、インドに生まれたお釈迦さまは

人身受けがたし 今已に受く(華厳経)

と、教えられています。

これは「『生まれがたい人間に生まれることができて、良かった!』という、人間に生まれてきたことを心から喜べる身になるための命なのだよ」と教えられたお言葉です。

あっという間のこの人生、ぜひ仏教で説かれる命の意味を知って、精いっぱい生き抜きいていきたいですね。


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熱海 夕
名古屋で経理事務の仕事しながら、友達と仏教も学ぶ20代女子。最近の趣味はスマホ版陣取りゲーム「Ingress」でせっせとウォーキングをすること。名古屋占領を目論んでいる。