SMAP解散騒動の原因は「恩」にある!仏教で嫌われる”恩知らず”について

(2016/01/18:23:03追記 SMAPの活動継続が決まりました。しかしとてもスッキリとしない形です…)

日夜ニュースを騒がせている国民的アイドルグループSMAPの解散騒動。この記事を読まれたあなたも一体どうなることやら、ハラハラしていることと思います。

こういった芸能ニュースが週刊誌に載るのは分かるのですが、NHKニュースにも取り上げられていることから、事の大きさが分かります。世界的にも注目されているそうです。また解散させたくないという想いからファンの方も「世界に一つだけの花」を買う運動をしています。

私はファンを名乗るほどではないですが、好きなSMAPが解散するという今回の騒動について思うところがあり、”“という観点から記事にしました。まだ真偽不明瞭のところがありますが、あえて書きました。

SMAP解散騒動の背景

様々な憶測がスポーツ新聞やネットメディアで飛び交う中、私の中で、これが一番可能性が高いのではと思っているのが以下の記事です。現在ネット上でとても話題になっています。

  • 飯島マネ今月退職決定!でも恩知らずはメリー副社長のほうだ!SMAPだけでなくジャニーズが今あるのも飯島のおかげ|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見 飯島マネ今月退職決定!でも恩知らずはメリー副社長のほうだ!SMAPだけでなくジャニーズが今あるのも飯島のおかげ|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見
  • これはジャニーズ事務所を退職する飯島マネージャーについて書かれたものです。飯島氏を叩く記事が多い中、擁護している趣旨の内容です。もちろん実際の事実は分かりません。SMAPからのコメントもほとんど取れていない状況です。またコメントをしたとしてもそれが真意かどうかは結局のところは読めません。しかし、多くの客観的事実から、こちらの記事に書かれていることが信ぴょう性を高く感じました。

    ジャニーズ事務所にはいくつかの派閥があるのですが、その一つに飯島マネージャーの派閥があります。彼女の手によってSMAPは育て上げられ、今や国民的アイドルになりました。そして古いジャニーズの概念をぶち壊し、ドラマにバラエティと、アイドル像を変えました。実際にその活動をしたのはSMAPですが、その裏には常に飯島マネージャーがいました

    ジャニーズ事務所の発展にこの飯島マネージャーはなくしてなりません。しかし、事務所内では確執ばかりです。特にジャニー喜多川氏の娘、藤島ジュリー景子とは相容れぬ関係で、それぞれ受け持ちのアイドルとの共演ができないというのはファンの中では有名な話です。

    そして、その派閥争いで娘のジュリー氏を後押しした、母親でありジャニーズ事務所の取締役副社長のメリー喜多川氏は、飯島マネージャーへ圧力をかけていきます。親ゆえの子供への優遇でしょうか。

  • ジュリー景子VS飯島三智の派閥抗争にメリー喜多川が激怒!ジャニーズ事務所、次期社長はジュリー景子!? | LAUGHY [ラフィ] ジュリー景子VS飯島三智の派閥抗争にメリー喜多川が激怒!ジャニーズ事務所、次期社長はジュリー景子!? | LAUGHY [ラフィ]
  • そして以前より言われていましたが、ついに今回飯島マネージャーは退職することになりました。

    そして木村拓哉を除く、中居正広、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾のSMAP4人は育てられた恩義を感じ、一緒に事務所を離れることになったという説です。

    ジャニーズ事務所の飯島氏への対応はいかがなものか

    正直これも一説ではあります。というのも、どのメディアもあからさまなメディア操作があり、情報が錯綜しているためです。ジャニーズ事務所の意向は各メディアに大きく影響されており、なんとも言いがたいものがあります。

    しかし、間違いなく言えるのは、今のジャニーズ事務所の発展の最大の功労者は、飯島マネージャーだということです。

    最初期のアイドルブームをつくったのはもちろん設立者ですが、アイドルブーム終焉後のアイドルの新境地開拓は、飯島マネージャーの力です。固定的なアイドルイメージに囚われず、新しい挑戦を続けてきたからこそ、今やジャニーズアイドルはテレビ・雑誌など各メディアで登場できています。歌や踊りだけではない、ドラマにバラエティと活動範囲が広がったのは飯島マネージャーが作り出したものなのです。SMAPの後をついで、TOKIOやV6や嵐などがテレビにどんどん出てきたのも飯島氏の開拓によるものでした。SMAPとの出演を通じて、顔を広めていくというパターンが多く見られました。

    ですので、褒められてこそいいものですが、しかし現状はむしろ反対で、確執争いに巻き込まれてしまいました。擁護されるならまだしも、そういう話は一切出てこず、結局退職という形になってしまいました。どういうやりとりがあったかも見えていません。

    確執があるのは人間ゆえ仕方がないものと思いますが、その対応はあまりにも悲しいものです。結果国民的アイドルグループの解散につながり、多くのファンが悲嘆の声をあげています。

    ここで「恩」ということについて、触れたいと思います。

    恩に対する仏教の考え方とは

    仏教は「恩」をとても重んじる教えです。

    恩を知らざるものは畜生よりも甚だし(『大智度論』龍樹菩薩)

    恩を知らないものは、畜生つまり動物よりも劣っていると言われています。また別の仏教書では木や石以下とすら言われています。それほど重要視されているのが、恩です。

    恩というのは字のとおり”因”の心です。因というのは原因のことです。結果に対しての原因ですね。

    原因を知り、原因を感じ、原因に報いる心を恩と教えられます。

    つまり今の結果がどうして起きたのかを知り、それに対して感謝をし、その原因に対して感謝とともに報いることが大事と教えられています。これを知恩・感恩・報恩と教えられています。

    わたしたちが感謝をするとき、自然とその原因を考えています。忙しい中仕事を手伝ってくれたあの人に御礼のメールをしている時、風邪をひいてしまったときに卵粥を作ってくれたら、などなど御礼をいう場面ではその人がやってくれたことを思います。そしてそれはたいがい簡単なことではありません。難しいことをやってくれた時ほど、恩は大きく、それに対して報いたいという気持ちになるものです。

    ところが、その恩に対して、反対の行動をとってしまうことがあります。これは「知恩・感恩・報恩」に対し、「忘恩・背恩・逆恩」といいます。恩を忘れ、恩に背き、恩に逆らう。

    知らないはおろか、その恩に対して感謝もせず、恩を仇で返すような行いです。これは仏法ではもっとも恥ずべきこととして教えられています。くれぐれも気をつけたいものです。

    互いに恩義を感じ、ファンを悲しませない結果にできないものか…

    さて今回の件を恩の観点で見た時、ジャニーズ事務所側の対応は悲しむべきものでした。ジャニーズ事務所を盛り立てたという点で、功労者でもある飯島氏に対する仕打ちは恩のカケラも感じません。

    それを残念に思っているのは飯島マネージャーはもちろんですが、周りはもちろん、SMAPのファンが何よりも感じているはずです。

    もちろん雇われ側である飯島マネージャーがジャニーズ事務所に対して恩返しすべきではという見方もありますが、これまでの功績を考えると、それは十二分に満たせているよう客観的に見えます。

    また、飯島マネージャー退職に伴い、一緒に事務所を辞めるという発表のあった4人は、飯島氏への恩義に報いたものと考えられます。これほどまでに国民的アイドルになれば、昔の恩義は忘れてしまいがちですが、忘れず行動で示したことは本当に素晴らしいことだと思います。

    今回の騒動、互いに恩を感じて、力を合わせてジャニーズ事務所を発展させていければどんなにいいことと思わずにおれません。

    ただただファンを悲しませる結果にならないことを念じています。

    (2016/01/18:23:03追記)
    この日放送のスマスマの番組にて、SMAPの活動継続が決まりました。しかしとてもスッキリとしない形です…。

    今回、ジャニーさんに謝る機会を木村くんが作ってくれて、今ここに立てています
    ただ前を進みたい

    など、とても不自然な点の多い、会見となりました。解散はしない形になったものの、日本中のどよめきはおさまることはまだなさそうです…。

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