船の上では外出自粛が当たり前!元航海士が語る「コロナ疲れ」が解消される精神の在り方

新型コロナウィルスの影響で外出自粛もあり、かれこれ1週間以上は家の中にいる私ナッチョです。

今日も自宅で、コーヒー片手にPCをカタカタ言わせながら仕事をしていました。

数日間も外に出ないと、さすがにフラストレーションが溜まりますよね。

しかし、外出自粛な現状でも私は楽しんでおり、日常と大差なく毎日を過ごしています。

むしろ、自粛中で暇だとしても、毎日元気に何かに打ち込めている今の環境に心から有り難いと思って生活をしています。

特に暇つぶしもしておらず、大きな対策を練っている訳でもありません。

考え方、捉え方さえ工夫すれば、どなたでもご理解頂けると思います。

ヒントは「有り難い」と感じている心の持ちようです。

今回も私ナッチョの実体験を元に考察していきます。

広大な海では、大切な人に会えなければ連絡も取れない

私は2008年から約7年間、船の乗組員として国内外の海域を航海しました。

ガソリン・灯油・軽油などの精製油を積載する油タンカー、液化したプロパンやプロピレンを積載するLPGタンカー、コンテナや自動車を積載するRORO船。

この3種類のいずれかに乗船して業務をこなします。

私が在籍した会社の場合は約4ヶ月間、帰宅することが出来ず、港間の航海や荷物の積み下ろしに従事します。

「約4ヶ月間」は国内を中心に航海していた、あくまで私が働いていた会社の場合です。

私の知り合いは、国外を中心に航海する会社のため11ヵ月も乗船し続ける猛者も中にはいました。

1年近くも自宅を留守にすると帰宅した暁には、自分の部屋の服がカビ生えていたり、隣人との付き合いが無くなったりします。

家庭がある方は、ハイハイしていた息子が立ち歩いていたり、なんて事もよくある話です。

さらに、乗船中は電波が満足に通じず、買い物にもほどんど行けず、会いたい人にも会えません。

船に乗れば、外出自粛は当たり前なのです。

密閉された生活が約4ヶ月続くので、ストレスやフラストレーションは尋常ではありません。

船上生活、乗船期間こそ、若手船員が長続きしない大きな理由に挙げられています。

今もコロナで外出自粛できず、本当に大変だとは思います。

しかし、オンラインで家族や友だちと会話もできれば、近くの公園でランニング、買い物など気分転換もできるでしょう。

船の上では気分転換すらもままならないのです。

船の上にずっといた身からすると、正直、コロナよりも海の自粛のほうが遥かに大変だったと私は思います。

健康なだけでも十分幸せ

長い長い乗船が終わり、今度は数ヶ月の休暇に入ります。

4ヵ月以上海に囲まれ、船という鉄板の上で生活していた時とは心の持ち方が全く違います。

とにかく海上で抱えに抱えたフラストレーションとストレスを発散するのです。

私は海外旅行をしたり、日本全国を飲み歩いたりしました。

家では、乗船期間中に観たかった映画をTSUTAYAで片っ端から借りて、レコーダーが擦り切れるぐらい没頭したりします。

気分転換が出来ない大変な乗船がやって来る前に、悔いが無いよう、海上と同じくらいの必死さで毎日を楽しんでいました。

そして、「没頭」が出来るほど健康な身体と環境に心から有り難いという気持ちを持って、毎回の休暇を過ごしました。

海に出ない人を羨ましく思うあまり、電車や街行く人を見て悲観的だったり元気が無い様子にどうして正気ではない人が多いんだろう?地面を歩けるほど健康なだけでも十二分に有り難いはずのにと思ったほどです。

今振り返れば人には様々な状況があり、一緒くたに判断できないものですが、まだ青い当時の私はそう感じていました。

「有り難い」の語源は仏教だった

皆さんにも「有り難い」と感じる節が日頃からあると思います。

親切にされたり、嬉しいことがあったり、声に出して伝える事が出来なくても、心の中で感じる時もあるはずです。

実は仏教が語源だったことをご存知でしたか?

お釈迦様が言われたとされる人身受け難し、今已に受くから始まったと、今日まで伝わっています。

解説すると、生まれ難い人間に生まれ、聞き難い仏法を聞くことができたという意味です。

言い換えると今ここに人間として存在すること自体が難しいんだよという言葉になります。

以上から「有ることが難しい(滅多にない。珍しい)」に対する感謝が「有り難い」と言われて来たのです。

現代版に置き換えると「今を生きて心身共に健康で、経済活動や仏教を学ぶ事に取り組んでいること自体が貴重であり感謝すべきなんだよ」となります。

「コロナ疲れ」を解消するコツは、有り難いの「本質」を理解するだけ

昨今、流行しているオンライン飲み会や、家での遊びはあくまでも気分転換であり根本的な解決には繋がりません。

コツは身近な存在と環境に目を向ける事です。

つまりは、自分が健康的に生きていること自体に目を向け、自己肯定と周りへの感謝に焦点を絞るのです。

「自分が生きている」という事はどこかの誰かに支えられている。

また、「自分が生きている」から誰かが幸せでいられる。

「誰か」とは自分を雇用してくれている会社や取引先、いつも見守ってくれる家族の存在かも知れません。

毎日が辛くても退屈でも、ただの繰り返しだとしても、変わらず自分を支え続けてくれている存在を忘れてはいけません。

身の回りの有り難い存在に感謝を忘れず昨日よりも今日、今日よりも明日、目標に向かって歩んで行ける心こそ、コロナ疲れを解消する一番の方法だと言えるのです。

今後も海×仏教の記事を書いていきます。
興味のある方はぜひチェックしておいて下さい。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ナッチョ

小さい頃から自然の中で育った哲学大好き1人海賊王。趣味は自宅に人を招き土産に手料理を持たせる事。最近はタッパーを配り過ぎて不足中。将来の目標は海のリブランディング。自然を通して学ぶ人口を本気で増やしたいと考える自然主義者。というか自然の一部になりたいと考えている。